くらオリ、その始まりと終わり
ほぼ毎日更新しているROのBlogで、
ちょっとした漫画ネタも取り扱ってしまうので、
こちらで書こうと思っているネタがなかなか進まないわけですが・・・
今回はわりと重たい話なのでこちらに...φ(・ω・`)
4コマ漫画が好きで、本棚の半分くらいは4コマ絡みの私ですが、
雑誌として買っているのは竹書房系だけです
その中の一つ、「まんがくらぶオリジナル」が、
来月の12月号で休刊するするそうでΣ(゚Д゚)ガーン
この雑誌、私が4コマを読み始めた頃に創刊し、
かれこれ15年以上続いていたわけですが、
初期の頃からどうも「立ち位置」がはっきりしない雑誌ではありました
くらオリより後に創刊された「MOMO」は、
萌えを通り越してマニアック路線に突入しながらも安定*1し、
最近隔月になった「STORIA」は「4コマ作家のストーリーもの」と明確です
それに比べると、「くらオリ」はどうも当初から安定しないというか、
最近ではMOMOが本来目指していた萌えっぽい路線を目指しつつ、
MOMOほどの安定感がない・・・という感じはしました
実験的な漫画はWebの「WIN」でやってますし、
「STORIA」を月刊に格上げするのであれば、
結果的に押し出される形になったのかな・・・とは(´-ω-)
最近は出版社も不況ですし、芳文社よりは安定感がある竹書房でも、
そろそろ整理が必要になったということでしょう*2
来月で終わりということもあり、連載されている漫画も、
今月は「次回でラスト」的な動きが多かったわけですが、
連載中の漫画は今後どうなるのでしょうか?
予想してみたので、以下にまとめていきます...φ(・ω・`)
リコーダーとランドセル
アニメをやっていましたし、単行本も最近出たばかりですので、
おそらく移籍になるんじゃないかとは・・・
ここ数ヶ月は表紙を担当していませんでしたが、ずっと巻頭カラーでしたし
追記:
くらオリ巻頭のイメージが強すぎて忘れてましたが、
ライオリでもやってましたね(ノ´・ω・)ノミ(m´_ _)m
うしろのご先祖様
やはり単行本が出たばかりで、軌道に乗り始めたところですので、
おそらく移籍になるんじゃないかとは・・・
そんな毎日
日常系エッセイ漫画ですので、いつでも終われるでしょうけども、
猫関連の雑誌に移籍って可能性もあるでしょうね
・・・今まだあるんですかね(´・ω・)?
たばたちゃん派
みずしなさんの漫画は波があるのですが、
この漫画は完全に波に乗った側であり、
すでに別な雑誌で並行連載を開始していました
(追記:「サボテンキャンパス」がくらオリの初代表紙&巻頭なんですよね・・・
MOMOに「せんせいのお時間」が移籍したような感じで)
鋼鉄日記
これもエッセイ漫画なのでどうなんでしょう・・・
面白いし人気もあるでしょうけど、
逆にくらオリのようなあいまいな雑誌だからOKだった感も(´-ω-)
ベルと二人で
他の雑誌で並行しているので問題ないでしょう
シッタカ姐さん
わりと嫌いじゃなかったのですが、どうですかね・・・
少なくとも今月号では「来月で終わり」感がないですが
はるまちダンス
他でも並行しているので問題ないでしょう
銀子の窓口
前作に比べ、かなり乗っている連載ですし、
単行本「1巻」がアナウンスされているタイミングなのですが、
どうなりますかね・・・(´-ω-)
まほろばきっさ
ちゃんと読んでないのでわかりませんが、
「最終回一歩手前」感はなかったかと
メリーさん
始まったばかりなのでなんとも・・・
漫画家さん自体はベテランで多作ですが、
多作だからこそ切られる可能性も(´-ω-)
ちぃちゃん(繁盛記)
元々4コマ版がメインで、そのストーリー版という位置づけであり、
それこそ「STORIA」に移籍でOKな気はしますが、
今STORIAで料理ものっぽい読み切りをやっているのでどうなるか・・・
まちこう
最終回一歩手前な内容なので、終わるでしょう
ヒナ書店
これもちゃんと読んでないのですが、
最終回一歩手前感はない・・・?
ぼくとことりちゃん
次回最終回と明記されています
いとおかし
くらオリのカラーを象徴する漫画の一つですが、
最終回一歩手前の展開でした
さかな&ねこ
単行本が出たのが奇跡だったんや・・・Σ(・ω・ノ)ノ
その気になればどこでも連載できますが、どうなんでしょう?
龍女生徒会
たぶん展開的に終わりでしょう
路傍のミオ
この方の漫画はどれも好きで、これも気に入っていたのですが、
どうなりますかね・・・
最終回に向けた展開はないように見えますが
(追記:作者さんのコメント的に終わりっぽいですが・・・)
ボク恋コンダクター
これもちゃんと読んでないのですが、
雰囲気的に終わりそうな展開です
猫系彼女と草食男子
終われそうな展開ではありますが、
もう数話必要な感じもしますし、どうなんでしょ?
ラジ娘のひみつ
次回最終回と明記されています
この方は「4コマのプロフェッショナル」なので、
このあたりの引き際は完璧のはずです
連載は終わるのですが、ライフの目次ページでやっている
「ラジ娘のニュース」は続くんじゃないですかね
(追記:ちょうど次回で2巻分だったそうで。ニュースも終了)
のぶながちゃん公記
以前このBlogで取り上げたお気に入りです
これも話の作り的にいつでも終われるのですが、
できれば尾張統一あたりまで粘っていただけると・・・
「のぶながちゃんの戦いはこれからだ!」では悲しいので(´・ω・`)
(追記:作者さんの反応的に終わりかな・・・無念)
もしもしぐま
超長期連載ですが、たぶん終わりそうな雰囲気が・・・
しばいぬ子さん
これも他の雑誌で並行しているので問題ないでしょう
くらオリではずっと巻末カラーを担当していました
竹書房の場合、たとえ1巻が出ていたとしても、
そのまま2巻を出さずに連載が終わるってことがいくらでもあるので、
現時点で「1巻」が出ていても、正直わかりません(´-ω-)
お気に入りの漫画が終わってしまうのは悲しいものがありますが、
今の出版事情を考えると難しい面もあり・・・
ともかく、来月号を楽しみにしています(`・ω・´)
<追記>
すでにまとめがありました(´・ω・`)
ロボットと感情
つい先日、どこぞの社長がロボットを発表し、
「いつかは愛を理解させたい」と言っておりました
しかし、ロボットに感情教え込む人間自身、
どこまで「愛」について理解しているのでしょうか(´・ω・)?
「愛」とは必ずしも「思いやり」とイコールではありません
いや、イコールかもしれませんが、
「思いやり」は必ずしも「相手にとって善」かはわかりません
先日書いた「出落ちガール」の中の短編、
「お葬式フェア」において、「お葬式とは愛である」と言ってますが、
どう考えてもあの「愛」は暴走しています(lll゚Д゚)
「愛」は人にとって「+」にも「-」にもなり得るのですが、
その文脈を人間自身、なかなかわからなかったりします
俗に言う「モンスターペアレント」ですら、
その原動力は「子供への過剰な愛」です
「愛」とはとても難しいものですね(´-ω-)
しかし、あえて定義するならば、
「相手が笑顔になってくれる」というのは、
一つのわかりやすい「+の指標」になり得ます
そんな「人を笑顔にする」ため、
なによりそれで「自分の価値」を世界に生み出し、
「自分自身が笑顔になる」ため、頑張るロボットの話がこちらです(´・ω・)っ
- 作者: 恩田澄子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/04/09
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この漫画についても社主が細かく紹介しております
虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!第20回:ロボットに心を持たせるべきか――“機械と心”の近未来描くマンガ「ミガワリメーカー」 - ねとらぼ
記事を読んだ瞬間当たりだと思いました(`・ω・´) b
社主も書いているように、この漫画は基本的に「いい話」ですが、
一方で「残酷なまでに冷たい現実」をも描いているのがポイントです
「感情」は論理の対極にあり、時に論理を超越して暴走させます
なので、論理性が第一であるロボットにおいて、
「感情」は一番邪魔になる・・・とも言えます
「7号」も「ろーど君」も「感情を持ったゆえに捨てられたロボット」です
なぜなら、「人の言うことを聞かないから」ですΣ(゚Д゚)ガーン
それでも、「自分の価値」を見いだすために、
「人の役に立つこと」をやろうとするのですが・・・
時にそれは必ずしも相手のためになる、とは限りません
ある話の中で、「相手のため」を思ってやることが、
結果的に相手を現実から遠ざけてしまう、という話があり、
「笑っていればいい」とは一概に言えなかったりも(´-ω-)
実は、以前問題と言われた某ドラマでも、終盤で同じような展開が出てきます
ある意味残酷ですが、どこかで「現実」と向き合うことも必要で、
「7号」はまだそこまでわからなかったのでしょう
そういった意味でも「人間より人間らしいロボット」達ですが、
だからこそ「捨てられる」、そんな矛盾を抱えつつ、
それでも前向きな「7号」に癒やされる・・・すばらしい名作です( ゚д゚)o彡゚
正直、絵だけでも相当癒やされると思いますので、
絵が気に入った、というだけでも迷わずGOで
さて、冒頭のあのロボットは、果たして「愛」にたどり着けるのでしょうか?
たどり着いたとして、果たしてそれは「ロボットとして正常」なのでしょうか?
気がつくと、S=Fが現実に近づいてきたみたいで面白いのですが、
とりあえずあのロボットは、外見を変えられるようにできると、
だいぶ面白そうなのですが・・・(´-ω-)
食べるだけの幸せ
人間にとって、「食べる」という行為は生きるために必要ですが、
それ以上に「最大の娯楽」でもあると思うのですよ
もしダイエットとか考えなくていいなら、
ひたすら好きなものを食べ続けたい・・・
そうは思いませんかщ(゚Д゚щ)
もうすぐドラマのシーズン4が始まる「孤独のグルメ」以降、
とりあえず食べて(゚д゚)ウマーするだけの漫画が一つの流れになりまして、
私もここ数ヶ月でいくつか漫画を買っています
ということで、今回は超久々にこちらのBlogで、
そのあたりの漫画の話を...φ(・ω・`)
くーねるまるた 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: 高尾じんぐ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (8件) を見る
RO内の友人に教わった漫画です
ポルトガルからの留学生であるマルタさんが、
貧乏しながらもひたすら(゚д゚)ウマーする漫画です
今回紹介した漫画の中では「まったり系」でしょうか
ゴローちゃんがモノローグで語っているのに比べ、
マルタさんは表情で(゚д゚)ウマーしているので、
見ていて楽しくなるんですよね・・・
なお、食べ物だけでなく日本文化・文学に関するネタも豊富で、
たまに食べ物が出てこない回もあったりしますが、
生活を楽しんでいるマルタさんを広い意味で楽しむ漫画、ということで
- 作者: 大竹利朋
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この漫画も女子高生(?)が(゚д゚)ウマーする漫画なのですが、
まるたさんと違って(゚д゚)ウマーしているところを楽しむというよりは、
過剰な食い意地から発生するメチャクチャな騒動を楽しむタイプの漫画です
つまり、カテゴリとしては「シュール系ギャグ漫画」ですΣ(・ω・ノ)ノ
例えば、辞書に偽装した弁当箱の話とか、
映画館で音もなくお菓子を食べきるとか、
まあなんというか突っ込みどころ満載です
ギャグ漫画だけに、オチを書くわけにいかず、
無難なネタしか紹介できませんが、
興味がある方はぜひお試しを(´・ω・)っ
- 作者: 鈴木小波
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (9件) を見る
こちらもRO内の雑談会で聞いて買った漫画です
まるたさんが「まったり日常系」、
もぐささんが「シュール系ギャグ」だとすると、
この漫画は「熱血系」でしょうかΣ(・ω・ノ)ノ
昔の対決系グルメ漫画とは違い、
主人公の漫画家さん*1が、日頃の食と「戦う」漫画というか・・・
締め切りが近いのに、どうしても海苔の佃煮が食べたくて格闘する話とか、
もやしの栽培に失敗して雨の中買いに行く話とか、
とにかくハイテンションというか、妙な執念すら感じます(lll゚Д゚)
なんというか、絵力がすごいんですよ、この方
少年漫画みたいな絵ではないのですが、
妙な迫力を感じるというか・・・
なお、同じ作者さんの短編集を、あの社主が紹介しております
虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!第18回:高度に発達した出落ちマンガ「出落ちガール」 思わずノリツッコミしたくなります - ねとらぼ
- 作者: 鈴木小波
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この記事を読んだ時点ではいったんスルーしたのですが、
「ホクサイと飯」を買うついでに一緒に買ったところ、
こちらもなかなか迫力があって、面白い漫画でした(`・ω・´)
個人的におすすめは「お葬式フェア」という話なのですが、
本題から脱線気味なのでこの辺で
そして最後に、まだ単行本になってない漫画なのですが、
「まんがライフSTORIA」で連載中の、
「ラーメン大好き小泉さん」*2という漫画も最近注目してます
ラーメン以外興味がない感じの女子高生・小泉さんが、
ひたすらラーメンを食べまくる話なのですが、
この突き詰めた感じのストイックさがわりと好みです(`・ω・´)
最近この雑誌が隔月になりまして、
1回で2話ずつ掲載しているというペースから見て、
わりと早めに単行本が出るんじゃないかと思ってますが、どうですかね・・・
というわけで、超久々にこちらで書きましたが、
書こうと思ってストックしているネタが山ほどあるので、
徐々に消化していきますね(`・ω・´)ノ