小狐話楼

趣味の話を、とりとめもなく

「そこ」だけど「そこ」じゃないどこか

以前も一度書いたのですが、
「妖怪もの」というと人情ものが好みの私ですが、
その王道とも言えるのがこちらの漫画です(´・ω・)っ

ねこむすめ道草日記 10 (リュウコミックス)

ねこむすめ道草日記 10 (リュウコミックス)

妖怪達と地元の人々、特に小学生達とのまったりとした交流が描かれており、
最初こそエロの有無で揺れていたものの、
2~3巻まで来ると完全に安定しまして、かなり面白く読めます

というか、最初Amazonでおすすめされた時、
「エロがどうなのか半端でいまいち」というレビューを見て、
一度スルーしてしまったのです

その後、数年して8巻くらいをまたおすすめされた時、
だいぶ評価が変わってまして、試しに1~3巻だけ注文し、
読んでみたわけですが・・・

・・・翌日、本屋で残り全部を買いましたΣ(・ω・ノ)ノ

いや、失敗しましたね
完全に名作を見誤ってしました

ところでこの漫画、どこかの県にある「渋垣市」を舞台にしているのですが、
要するに群馬県渋川市がモデルになっており、
地元の人であればすぐわかるような風景の描写があったりします *1

でも、あくまで「どこかにある渋垣市という街」が舞台であり、
渋川市」ではないと思っていたのですが、最新の10巻の帯にこんな記述が

思いっきり書いてますがなΣ(゚Д゚)ガーン

この方が地元の人に売り込むにはいいのかもしれませんが、
「そうだけどそうじゃない」感が失われるので、
個人的にはちょっと違和感が・・・

まあ、そういう細かいことを抜きにして、
非常に良質のまったり感を得られる名作ですので、
ぜひお試しを(´・ω・)っ



ちなみに、今これを書くために軽くググったところ、
数年前のインタビュー記事が見つかりました

同人誌からいきなり単行本デビュー『ねこむすめ』作者、地元で描き続ける(前編) | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

10巻に収録された話でも、作者さん自身が街を歩き回って、
漫画のネタ出しをするというのがあったりしますし、
やはり地元で描いてらっしゃるようですね

あと、この方がイラストを担当したと思われる、
TRPGのルールブックがあるようなのですが、
まさにこの世界観で良さげなものの、売ってなくてですね・・・(´-ω-)

*1: 地元ではない方でも、巻末の地図をWebで比較してみればすぐわかるかと