「ひよわ」と「なにげ」の違い
何度も繰り返し書いてますが、
別にこのBlogは「4コマ漫画紹介Blog」でもなければ、
「漫画について書くBlog」でもありません
ただ、寝る前に漫画を軽く読む習慣があり、
購入する漫画のうち半数は4コマと考えると、
どうしても4コマ漫画に寄ってしまうだけです(´・ω・`)
ということで、今回取り上げるのはこちら
- 作者: 橘紫夕
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2013/07/29
- メディア: コミック
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- 作者: 橘紫夕
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/10/06
- メディア: コミック
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この2冊、同じ方の漫画なのですが、
ご覧の通り「竹書房」と「芳文社」という違いがあります
これは両方で描いている漫画家さんによくあるパターンなのですが、
芳文社が基本的に一つのネタを「ゆるくらせん状に育てる」感じだとすると、
竹書房は「一つのネタを起点に外へ広げていく」感じ・・・というか
芳文社の場合、あくまで主人公を絶対的な軸として、
ネタのパターンを補強するためにサブキャラを増やしていくのが多い気がします
一方、竹書房の場合、最初は主人公の特徴をネタに進むのですが、
徐々にサブキャラの掘り下げが進み、最終的に
「主人公が出てこなくても一話成立」というレベルになりますΣ(・ω・ノ)ノ
実際、「なにげさん」は本人が世話を焼かないとネタが成立しないのですが、
「ひよわーるど」はサブの友人二人+αだけでも、
一応形ができてしまうのです*1
このパターンはアニメ化された*2「森田さんは無口」でも同じで、
こちらも番外編としてサブキャラの関係性を描く話があったりとか、
わりと「サブキャラが立っている」という感じがします
もちろん、竹書房の方が話に広がりは出ますが、
一方で芳文社の方はある種の安定感があり、
長く続けやすい感じもします
まあ、これはあくまで出版社の傾向って話で、
漫画家さん自身の作風がはっきりしている場合、
どっちで読んでも(いい意味で)あまり変わりません
ただ、新人さんの場合は結構差が出る場合が多くて、
同じ作者さんだと気づかずにそれぞれ買っていたケースも・・・*3
結局、漫画の内容にほとんど触れてませんが、
「ひよわーるど」は作者さんの実体験がわりと入っているというか、
むしろ漫画よりえらいことになっていたとかなんとか
・・・人間、要領よく生きてなんぼですね
いや、本当に(´-ω-)