全力のやり逃げ
読んだばかりの本をここで取り上げるってのはあまりやらないのですが、
とはいえ今回は勢いに任せてさっさと書いてしまいたいなと思いまして・・・
ということで今回はこちらです(´・ω・)っ

- 作者: 六道神士
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2013/09/30
- メディア: コミック
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この漫画に関して何か書こうとすると、
どんなことであれ「ネタバレ」になってしまうので、
この本をおすすめする人・しない人を先に書いておきます
- おすすめする人
- この作者さんの漫画を読んだことがある
- この作者さんのシュールで不可解でバイオレンスでハイテンションなノリが大好き
- おすすめしない人
- この作者さんの漫画を読んだことがない
- この作者さんの作風に特に何も感じない
以下、全力のネタバレ
タイトルの「AGEHA」*1から推測できると思いますが、
この漫画は要するに「胡蝶の夢」を題材に描かれた漫画です
言い換えれば、壮大な夢落ち、とΣ(・ω・ノ)ノ *2
しかも、「ストーリー」はなく、存在するのは「ルール」のみです
- ヒロインに好かれすぎても嫌われすぎてもヒロインが死亡
- 主人公かヒロインが死亡したらリセットしてやり直し
このルールの中で、主人公がどうにかヒロインと仲良くしようと、
(命をかけた)試行錯誤を繰り返すのです
もうちょっとわかりやすく(そして双方に対して多少失礼な)言い方をすれば、
主人公がオカリンで、ヒロインがまゆり的なあれです*3
それだけを、さまざまなシチュエーションで、
毎回展開していくわけですが・・・
しかし、描くのはこの作者さんです
しかも「シュールで不可解でバイオレンスでハイテンションなノリ」だけを抽出し、
全くオブラートに包んでませんΣ(゚Д゚)ガーン
人は死にまくるし、すれすれのパロディ*4が山積みだし、
ねじが十本単位で飛んじゃってるキャラばかりだし、
ところどころに意味ありげな表現は出てくるし・・・*5
2巻の帯にあるように、おそらくこれは「実験的漫画」です
作者さんが「やりたいようにやらかした」漫画です
なので、完全に人を選びます
もう一度書いておくと、この漫画はこの作者さんが好きな人ならお勧めできます
それ以外の方には全くお勧めできません
最近だと「デスレス」あたりが「普通にお勧め」だと思いますので、
まずはそのあたりから・・・