「そこ」だけど「そこ」じゃないどこか
以前も一度書いたのですが、
「妖怪もの」というと人情ものが好みの私ですが、
その王道とも言えるのがこちらの漫画です(´・ω・)っ

- 作者: いけ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2013/10/12
- メディア: コミック
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妖怪達と地元の人々、特に小学生達とのまったりとした交流が描かれており、
最初こそエロの有無で揺れていたものの、
2~3巻まで来ると完全に安定しまして、かなり面白く読めます
というか、最初Amazonでおすすめされた時、
「エロがどうなのか半端でいまいち」というレビューを見て、
一度スルーしてしまったのです
その後、数年して8巻くらいをまたおすすめされた時、
だいぶ評価が変わってまして、試しに1~3巻だけ注文し、
読んでみたわけですが・・・
・・・翌日、本屋で残り全部を買いましたΣ(・ω・ノ)ノ
いや、失敗しましたね
完全に名作を見誤ってしました
ところでこの漫画、どこかの県にある「渋垣市」を舞台にしているのですが、
要するに群馬県渋川市がモデルになっており、
地元の人であればすぐわかるような風景の描写があったりします *1
でも、あくまで「どこかにある渋垣市という街」が舞台であり、
「渋川市」ではないと思っていたのですが、最新の10巻の帯にこんな記述が
思いっきり書いてますがなΣ(゚Д゚)ガーン
この方が地元の人に売り込むにはいいのかもしれませんが、
「そうだけどそうじゃない」感が失われるので、
個人的にはちょっと違和感が・・・
まあ、そういう細かいことを抜きにして、
非常に良質のまったり感を得られる名作ですので、
ぜひお試しを(´・ω・)っ
ちなみに、今これを書くために軽くググったところ、
数年前のインタビュー記事が見つかりました
同人誌からいきなり単行本デビュー『ねこむすめ』作者、地元で描き続ける(前編) | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
10巻に収録された話でも、作者さん自身が街を歩き回って、
漫画のネタ出しをするというのがあったりしますし、
やはり地元で描いてらっしゃるようですね
あと、この方がイラストを担当したと思われる、
TRPGのルールブックがあるようなのですが、
まさにこの世界観で良さげなものの、売ってなくてですね・・・(´-ω-)
*1: 地元ではない方でも、巻末の地図をWebで比較してみればすぐわかるかと